2017年09月21日

領収書等がない場合の記帳

 よくお客様の聞かれるんですけど、

「領収書がないと経費にならないか?」ということです。

結論から先に言うと領収書がなくても帳簿に記載してあれば経費として認められます。


 経費に算入する要件として『債務確定』という考え方があります。

これは、いつ、だれに、どのような目的で、いくら支出したかというように、

支払ったという事実関係が明らかであれば問題なく経費にできるという意味であり、

領収書はその事実を立証する方法の一つでしかないということです。


 判例として 津地裁(平成3年9月26日判決)

 青色申告の承認を受けた納税者の備え付ける帳簿の記載内容は適正正確なものであり、

これに記載のない必要経費は存在しないとの事実上の推定を受け、

右経費の存在を主張する者において

右推定を覆すに足りるだけの立証をすべき必要があるかというべきである。


 帳簿に記載されていることそれだけで非常に強い証拠になるということです。

ですから、逆に、帳簿を訂正する場合にはそれなりの根拠を示さなければなりませんし、

今日の会計ソフトでは簡単に訂正などができますがその訂正の履歴を残さなければなりません。

帳簿とはそのように重要な意味があるのです。

そのため、よく税理士に領収書だけをすべて渡したり、

アウトソーシングとか言って外部に記帳を頼んでいる人がいますが、

全て青色申告の要件を満たしていないことになります。


 税務署の言い分に堂々と反論するためにも、自分の身を守るためにも、

帳簿を自分で記帳したり、会計ソフトに自分で入力することが望ましいといえます。






Posted by かつらい会計事務所 at 18:00│Comments(0)
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